注目されるときこそ、抜本的な対策が必要
年金機構の個人情報流出問題は国会審議も延長させるほど、社会問題として世間の
注目を浴びることになりました。このようなニュースが流れると、各企業も「ウチは
大丈夫か?」と、専門家に問い合わせたり、ツールを導入したりします。確かにそれも
対策のひとつでしょう。しかし、対策が事件の有無に左右されるようでは少し心配です。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
これはセキュリティ対策だけでなく、さまざまな分野でも同様です。痛い目に遭った
のにも関わらず、時間が経つと、その痛みすら忘れてしまいます。人間は弱い生き物で
あり、そのような過ちを繰り返す生き物でもあるのです。
事件が起こったとき、落とし穴に落ちたときだけ対策を考えるのではなく、そのこと
自体を習慣化してしまえば良いわけです。歯磨きと同じように、毎朝・毎晩、歯を磨く
ことが当たり前の状態をつくりだすことが大切なのです。
セキュリティ対策を習慣化したいと思う皆さんにおススメは以下の書籍です。
古い本ですが、今も色あせることはありません。ぜひ、ご一読ください!
「セキュリティ対策は乾布摩擦だ!」 (Kindle版)
ブレインワークス 著/2007年4月刊行
1500円(税別)