• アフリカ

はじめてのウガンダとはじめてのベトナム

先日7日の深夜にホーチミンを発ち、ドバイでトランジット。
そのときのブログ
が前回である。
そのドバイから約5時間でウガンダのエンテベ国際空港に
降り立ったのが翌8日の14:00頃。
ホーチミンとは時差が3時間、日本とは5時間になる。
アフリカへの旅路にはあまり期待していなかったが、
さすがUAEが誇る世界一のサービスといわれるエミレーツ航空を
乗り継いだ空路の旅はとても快適だった。
今回でエミレーツは2度目だが、
日本の航空会社のサービスレベルと遜色ないと思う。
飛行機慣れしている私ではあるが、
さすがにドバイから飛び立ち、
今も緊張感の高いイエメン上空あたりを通過するときは、
フライトのナビゲータを見ていて心なしか神妙な気分になった。
ほどなく、アラビア海を越えアフリカ大陸が見えてきた。
飛行機のカメラに映る大陸の様子は、
砂漠地帯のように見える殺風景な景色が続く。
しかし、目的地のウガンダ・エンテベに近づくとそれが一転して、
のどかな農村風景が果てしなく続く。

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もしかして、人生でアフリカに行くことはないかもと
思い始めていただけに、少し感慨深いものがこみあげる。
世界で2番目に大きいビクトリア湖の
湖畔にあるエンテベ空港に到着したのは、
ホーチミンを出発して約14時間後のこと。

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空港で、JICAの民間連携による協力隊員として
赴任中の渡辺慎平
の出迎えを受け、
ウガンダの首都カンパラのホテルへ向かって
レンタカーで約90分走った。
カンパラの人口は約160万人。
ウガンダの人口は約3700万人。
街並みを見ると、思っていたよりかなり開発が進み、
発展途上国のイメージはあまりない。
カンパラの中心部に入った頃には、
いままで勝手に思い込んでいたアフリカのイメージが
一気に吹き飛んだ。
紛争と砂漠とサバンナのイメージしかなかったのだから
このギャップは大きい。
百聞は一見に如かず。
知らないことはまだまだある。
今回もまたまた痛感した。
そして、私が十数年前にベトナムに
初上陸した時のことを思い出した。
ベトナムに初めて降り立ったときには、
すでに弊社はベトナムに進出を果たしていた。
それは進出後、約2年が経過したときだった。
そのときも、ベトナムへの先入観が見事に壊れたのを思い出す。
今回のウガンダは特にその思いが強い。
一言でいうと、ウガンダは想像以上に発展しているし、快適だ。
また、どの国にも言えることだが、先進国から見たら低所得でも、
現地にとってはとても快適な生活が可能である。

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ところで、十数年前のベトナムとウガンダを比較するとどうか?
私の体験でいえば、今のウガンダは
その当時のベトナムよりも発展していると思う。
その理由も考えてみた。
そのひとつは、車の多さ。
日本車が多いのは見慣れているが、車の年式が新しいものが多い。
道路の整備も想像以上に進んでいると感じた。
何よりも、スマホがここでも普通に普及している。
10年以上前に初めてミャンマーに行ったときは、
電話すらままならなかった。
それらと比べるとウガンダはとても快適に思える。
あくまでも私が未知の地に初めて降り立った時の感想、
印象を比べているだけだが、
結局、どこの国でも百聞は一見に如かず。
このことを改めて痛感した。

渡辺のガイドもあり、
数時間でウガンダやカンパラの現状や

生活の様子は十分把握できた。
渡辺もそうだが、1年半近くいると、現地の事情がよくわかる。
噂では聞いていたアフリカへの

過剰な中国の進出を目の当たりにした。
ウガンダでも中国の存在感は他国を圧倒しているという。
工事中の基幹道路わきには、
中国の建設会社の看板があちこちに掲げられている。
アフリカの資源を狙っての進出は相当前から進んでいるが、
中国人が道路をつくり、街をつくり、中国人がたくさん住む。
現地の在留数は日本人の100倍は優に超えているという。
その強引さゆえに、現地からは必ずしも
好意的には思われていない面もあるようだが、
日本人がウガンダには300人ほどしかいないことと比較しても
存在感は圧倒的である。
「これでいいのか日本!」と思わずつぶやきたくなる。

日本食レストランの視察も兼ねて、
夕食はインド系のカナダ人が経営する和食レストランへ。
まだ、日本食はカンパラ市内に3店舗しかないようだ。
寿司などいくつか注文してみた。
ウガンダは内陸国なので、
なかなか新鮮な海産物にはありつけないと渡辺が言う。
アボカドとツナのサラダは結構美味しい。
ビールは何といっても「ナイルスペシャル」が気に入った。
子供の頃に学んだあのナイル川だ。
世界一のナイル川の源流はビクトリア湖にあるという。
なんだか、地球を丸ごと掴んだ感じの初日であった。

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そんな他愛のない話をしばらくしていて、ふと気がついた。
気候がとても快適なのだ。快晴にもかかわらずこの気温。
暑からず、寒からず。
連日灼熱のホーチミン以上の酷暑を想像していただけに
拍子抜けだった。
ホーチミンは、今は一番暑い季節ではあるが、
ウガンダの緯度を考えるととても考えられない。
渡辺の説明も聞くとなるほど。
気候に関しても私たちの単なる思い込みである。
事前に知っていれば何のことはなかったし、用意する服も違った。
カンパラは標高約1200メートル。
1年を通じて気温は23度前後だ。
快適であるわけだ。
夕食前に立ち寄った新規オープンしたての
ショッピングモールのレベルの高さにも驚かされた。
カンボジアのプノンペンの10年前より
モールなどが先進的でレベルが高い。
私の好物の「KFC」を試食してみたが、鶏肉も結構いける。

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東南アジアよりもさらに農業が基盤の国と言われている。
渡辺はJICAの隊員として
現地の農業の改善支援にも取り組んでいる。
翌日の訪問が楽しみになった。
これがウガンダの初日である。

そして、翌朝には時差を利用して、
オンラインミーティングのテストも早速行った、
弊社が使用する「Teleoffice」で
ホテルから日本との会議を開催。
特段不都合はなかった。
この10年における世界の通信インフラの進化を改めて実感した。
世界はやはり、すでにつながっている。

農地の視察の様子は、一回では書ききれないので、
次のブログに書く予定だ。

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