年末特別号 「日本、アジア、ベトナムそれぞれの飛躍の年へ」
年末を迎え、皆さまにおかれましては多忙な日々を送っているかと思います。
そして来年に向け、新たな展望を掲げ、まい進していることでしょう。
弊社も2014年は新たなるステージへの大きな第一歩を踏み出すことができた1年だったと
実感しています。今回は弊社の1年の活動を振り返りつつ、来年の展望、抱負をお伝えしていこう
と思います。
まず、アジア、特に弊社が拠点を構えるベトナムにおいては、過去にない“手応え”を感じる
ことのできた1年でした。1年を通じて、『日本とベトナムのビジネス連携』をテーマに活動し、
アジアビジネスカンファレンスはホーチミンのみならずハノイにても開催。多くのベトナム人
経営者と交流を深め、日本への期待、または求められているものを直にヒアリングして参りました。
併せて、「日本の経営を学ぶセミナー」を定期的に開催。ベトナム人経営者に集まっていただき、
日本の過去を振り返り、その経営手法の真意をお伝えしてきました。この活動の結果、弊社が実績を
積み上げてきたベトナム企業への研修サービスに多くの問い合わせを頂くことになり、私を含めた
現地のコンサルタントが東奔西走する毎日を送っています。
前述した“手応え”とはなにか?
それはベトナム企業の本気度をしっかりと掴みとることです。ベトナム企業、ベトナム人
経営者は、押し寄せるグローバリゼーションの中で自身の変革に躍起です。その中でも、政府レベル、
民間レベルでも信頼を築き上げてきた日本とのビジネス連携を真剣に模索しています。彼ら、彼女らの
言葉ひとつひとつが、10年前、5年前とはまったく違います。
今こそ日本人、日本企業も相手の“本気”を汲み取って、ビジネス連携に大きく舵を取って動き出す
時でしょう。
一方、国内においても弊社が貢献できる新たな事業の展望が開けた1年でした。
弊社は2013年4月から2014年3月の1年間、大阪府において運転免許更新時講習事業を受託し、
活動してまいりました。大阪府内の全域で運転免許更新時の講習を実施していたわけですが、
その際に、1年という期限付きでしたが約250名もの方々を採用させていただきました。その方々の
多くは、いわゆるシニア世代の方々です。一般的にシニアに向けたさまざまなビジネス活動は、
以前から数多く展開されていました。ところが、そのシニアの方々を数多く採用させていただいた
当社は、改めてシニアの底力を実感することができたのです。豊富な経験と熟練された技術と
ノウハウこそがシニアの最大の武器です。
――今こそ、シニアの方々がビジネスの最前線に、再度立っていただく機会を創るべきだ
改めて、シニアが活躍できるビジネス機会の創造にまい進していく所存です。中でも、アジアは
極めて有望です。既に弊社の現地事業においても、シニアの方々が獅子奮迅の活躍をしています。
ベトナムなどの新興国が求めているのは、まさに日本のシニアの知恵と経験なのです。
◆
さて、2015年はどのような1年になるのだろうか?
まず、弊社としてはベトナム国内にて、日本式の企業向け教育・研修事業を大きく拡大していく予定
です。同時に、本気度が益々高まるベトナム人経営者と日本人経営者の交流の場をさらに創り出して
いきます。すでに決定しているのは、2015年3月にはベトナム・ホーチミンにてアジアビジネス
カンファレンスを、さらに4月には日本においても開催します。一方、国内事業においては中小企業の
皆さまの経営支援サービスをさらに時代に適応させた形に進化させていく予定です。経営革新支援を
筆頭に、教育、IT、リスクマネジメント、そしてプロモーションやブランディングまで。皆さまと同じ立場で
ある中小企業の我々だからこそ実現できるサービスをこれからも生み出していきたいと考えています。
そして、前出の通り、シニアビジネス分野にも乗り出していきます。日本のシニアを国内はもとより、
アジアへと繋げ、日本の“底力”を世界に誇示したいと考えています。
2015年こそ日本も、アジアも、ベトナムも飛躍の年とすべく、年初よりヒートアップしてまい進していく
所存です。
皆さまに置かれましても良いお正月をお迎えください。本年も格別のご厚情を賜わり厚く御礼申し
上げます。来年も相変わらずご厚誼の程偏にお願い申し上げます。