皆様
こんにちは。秋!です。
本当に気持ちの良い季節ですね!
ただ、ついつい食べすぎてしまうのはなぜでしょうか?食欲の秋とはよく言ったものです。
さて、前回に続いて沖縄県座間味村における地域活性化の話を書きたいと思います。
前回、観光大使になった経緯を書きました。
ミッションは「冬の沖縄に観光客を呼ぶこと」。
結果冬の来島者数が丁度2倍になった!ことまで書きましたね。
今回からは「何を行ったか?」を書いていこうと思います。
沖縄では冬にクジラを見ることができます。
そう。「ホエール・ウォッチング」というやつです。
このホエール・ウォッチングは世界中で人気のアクティビティなのです。
クジラにはいろいろな種類がいます。
有名なのは世界最大のクジラ「シロナガスクジラ」やダイオウイカと戦うと言われる「マッコウクジラ」でしょうか。
ところが、ホエール・ウォッチングで最も人気があるのは実は「ザトウクジラ」なのです。
なぜか?
それはこのザトウクジラのアクションが面白いから、なのです。
例えばテールをバタバタさせる「テールスラップ」や背面跳びの「ブリーチング」なんかですね。
目の前でみると凄い迫力ですよ!!!
このザトウクジラが沖縄にやってくるのです。
沖縄の中でも座間味村の海域(慶良間諸島の海域)に出産と子育てのためにやってくるのです。
皆様ご存知でしたか?
今でこそ「知っているよ!」とおっしゃっていただく方も多いのですが、当時はまだまだ知られていませんでした。
ただ前述のように世界的にはとても人気があるのです。
それでこのホエール・ウォッチングをPRに使うことに決めました。
ではどうやってPRを行えば良いのか?
いろいろな意見がありましたが私は「母数を増やす」ことを最優先にすべきだと考えました。
つまりホエール・ウォッチングに参加したいと思われる人が最も沢山いる場所でのPRが最も効果的であると考えたのです。
その場所とは?
もちろん東京ですよね?!
そこで、東京でなんらかの方法で「沖縄=座間味村=ホエール・ウォッチング」をPRしようと思ったのです。
ところが、予算が無い。
座間味村は「村」のです。人口は約1000人。
予算は潤沢にとれないのです。つまりホエール・ウォッチングのPRにTVでコマーシャルをうったりとか、雑誌に宣伝したりとかは出来ない。
しかもそういったCMを放送してもどれだけの人が実際に来島していただけるか?
全くわかりませんし、そもそもクジラ好きがどれだけいるのか?もわかりません。
だからこういった方法は「博打」的だと考えました。
座間味村のような小さな小さな村が行うような施策ではない。と。
もっと効果的で、「クジラ好きにダイレクトに」訴求できる方法はないか?と模索しました。
頭を思い切り捻り続けると出てくるものです!
思考はこういった感じです。
クジラ好きはどこにいる?
→クジラは海の生き物。海の哺乳類
海の哺乳類と言えば?
→イルカ!
イルカが好きな人はどこにいる?
→水族館
イルカ好きはクジラが好きに違いない!
であれば、東京の水族館でイベントを行えば、「クジラ好きにダイレクトに」訴求できるに違いない!
となったのですね。
さあ!
行うべきことはわかりました。
ではどうやって予算がない中効果的なイベントを東京の水族館で行うことができるのか?
どうやって交渉したのか?
どんなイベントを行ったのか?
このあたりは次回に書いていきましょう!
それでは又!
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