会社始めて25年が過ぎた。
振り返ると、31歳で起業した事もあり、
過程では年上男性と仕事する機会は多かった。
私が30代後半で
中途採用で積極的に10歳ぐらい歳上の方を採用した。
私の未熟さもあり、反省と学びの毎日だったと思う。
その頃の中でも、
一番のチャレンジは私が40歳の時に55歳の大手企業の執行役員を常務として迎えた事である。
その当時は我ながら大胆だと思った。
しかし、お互いに色々と葛藤の毎日だった。
あれから、世の中と私の環境は大きく変わった。
60歳代の方との仕事は当たり前。
70歳の方も結構多いし、80歳代の方ともアグレッシブな仕事が進行中である。
今更ながら、客観的に思えばこの現状に驚く。
自社の活動方針とビジネスのテーマがシニアの方を必要としている。
特に新興国ではシニアの出番だ。
新興国はICTなどの最先端テクノロジーを除くと日本
の昔だ。
そう、三丁目の夕陽の時代があちこちにある。
その頃のシニアの体験や知恵、ノウハウは新興国の経営者が必要としている。
しかも、不衛生と印象が強い新興国の生活環境に対しての免疫がある。
私は新興国で再び輝くシニアの方々が、
まだまだ沢山おられると思っている。
特に中小企業が再び輝くためにも必要だ。
後継者難の時代。中継ぎ役もある。2代目の参謀としても期待される。
マイインターンの映画のように、起業家の良きパートナーとしても可能性がある。
私が今まで経験して来て、
ますます期待と可能性は膨らんでいる。
しかし、それには前提があることは書いておきたい。
やはり、シニアに一番期待したいのは人間力だと思う。
デジタル偏重社会ゆえに、日本から失われていくアナログ社会で培った人間力が私は一番の魅力だと思う。
仕事だけできても、どんな立派な経歴でも、大事なことは一緒である。
私自身も尊敬できるシニアの方に学ぶことは多いし、また新たな出会いを期待して、
ワクワクして日々を過ごしています。