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BRAIN NAVI8号 近藤昇コラム「社会課題を解決するビジネスプロデューサーとして」

第8回 「社会課題を解決するビジネスプロデューサーとして」

皆さまの温かいご支援のおかげで、弊社も2015年10月に23期目を迎えることができました。
創業時は無我夢中で走り続けてきましたが、今は世の中の流れ、社会の動きに目を向ける
余裕も生まれました。この23年間、中小企業の経営者の方々とさまざまなお話をさせて
いただきながら課題解決に向けてまい進してきた弊社ですが、現代の経営と社会環境を
俯瞰し、これからの中小企業経営を見つめ直したいと強く思い、「ICTとアナログ力を
駆使して中小企業が変革する
」(カナリアコミュニケーションズ)を先月、上梓させて

いただきました。また、本書の内容に触れたブログもアップさせて頂いています。

「アジアを奔る」
http://ameblo.jp/kondoh-blg/

今、日本に限らず世界においても大きな変化にさらされていると私は感じています。
約30年、ビジネスの現場で身を置いてきた中で、かつての常識が通用しない新しい
時代への過渡期を迎えていると常に実感する毎日です。私自身、講演やセミナーの場で
「変化への適応」を中小企業経営の最も重要な柱として掲げ、皆さまにもお伝えしてき
ました。しかし、現代はまさに、この「変化への適応」なくして、企業経営が成立しない
時代といえるでしょう。

弊社も昨年から本格的に事業化を進めているシニアビジネスも然りです。創業期から
“老若男女・多国籍”を標榜し、世間からは不思議な目で見られていただろう私たちも、
シニアビジネスはすでに15年以上前に注目していました。しかし、当時は時代の流れも
あったのでしょう。世間の注目度もさして大きなものになりませんでした。しかし、
シニアの知と経験をいかに生かせるかが、問われる時代を迎えています。私たちも
ここ数年で、数多くの経験豊富・百戦錬磨のシニアの方々とビジネスでご一緒させて
いただいています。このシニアの方々がまだまだ活躍できる場をいかに創造していくか。
かつてのような「定年後は隠居生活」というシニアのライフスタイルの常識はすでに
ありません。これこそ、「変化への適応」の典型例といえます。もちろん、弊社も
この分野の新たなビジネスの創造にまい進していく所存です。実は来月には「もし波平が
77歳だったら?」という本を発刊する予定です。タイトルを見て、さまざまな想像を
していただけたら嬉しい限りです。元気でバリバリのシニアの方々がひとりでも多く
増えることを願ってやみません。

人口減、地方消滅、外国人観光客、シニア活用、TPPなど・・・。メディアを賑わせる
キーワードは、かつての企業経営の常識を一変させています。23期目を迎えるにあたり、
本の執筆にあたり、いろいろと見つめなおすこともできました。

「この変化の中で、弊社に求められているのはなんだろう?」

ICT活用からセキュリティ、アジア進出などさまざまな事業を展開してきた弊社は、
時代の流れで発生する多くの社会課題を解決できるビジネスプロデューサーとしての
役割を求められているのではないか、と実感します。「変化への適用」が求められる
時代だからこそ、私たちのような常に変化を求められてきた集団が、さまざまな社会
課題に向き合っていきたいと強く思います。だからこそ高らかに宣言します。

「ICTとアナログ力を駆使してブレインワークスがビジネスを変革します!」

社会の変化と課題に適応した新しいビジネスを皆さまと生み出していければと思っています。