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女性の活用を考える & 女性の活躍の場とは? 2

皆様1週間ぶりです。
先週はインフルエンザにかかってしまっていました。
高熱を出してしまっていたりとかでちょっと疲れる週でしたね。

さて、早速ですが前回の続きに入りましょう。
「女性の活用を考える & 女性の活躍の場とは?」の1回め書きましたね。
今日のその続きになります。
前回こう書きました。

「女性のほうが働く効率が良い。
この女性のパワーを企業が使わない手はない。」

そうなのです。実は女性の管理職割合が多い企業ほど労働生産性が高くなることがわかっているのです。
しかし、現実的には企業はこの「女性のパワー」を十分に活用しているとは言いがたい状況にある場合が多いのです。

「女性のパワー」とは何なのでしょうか?
仕事を進める上で大切だと考える要素があります。
その内の大きな1つが
「コミュニケーション能力」
で、あることは皆様も同意していただけるでしょう。
では、このコミュニケーション能力とは一体何なのでしょうか?

「コミュニケーション(communication)とは「さまざまな情報内容」を「さまざまな手段」で「伝え合う」ことを総称する言葉です。つまり「意思・感情・思考などのさまざまな情報内容」を「言葉・身振りや手振り・表情・通信技術などのさまざまな手段」を用いて「互いにそれらを伝え合う」ような状況が、コミュニケーションと総称されるわけです。」*三省堂ワード・ワイズ・ウェブ

即ち「お互いに伝え合う」ことがコミュニケーションであるのですね。
この能力が男性よりも女性の方が高いことは同意していただける方が多いのでは無いでしょうか?

では、仕事の場面でこの「お互いに伝え合う」といったコミュニケーションを最も必要とする場面はどこでしょうか?
もちろん全ての場面で重要な能力であることは間違いないのですが、最も重要さが現れる場面は
「営業」
では無いでしょうか?

それでは、次にこの営業を軸に考えてみましょう。
1.女性はコミュニケーションが得意
2.営業はコミュニケーション能力が重要。
ということは
「営業=女性に向いている職種」
ということになりますね。
事実私の知り合いのスーパー営業は女性の方が多いのです。
ところが、現実には女性には営業という職種は全く!人気が無いのも現実です。

なぜなのでしょうか?
その前に前回書いた有効求人倍率を見てみることにしましょう。
事務職の有効求人倍率はたったの0.24であることを書きました。
しかも女性の応募の方が多い。
すなわち女性にとって「非常に狭き門」なのですね。

営業はどうでしょうか?
営業の有効求人倍率はなんと「2.16」なのです!
つまり求職者1人に対して2.16社からオファーが来ている状況なのです。
これは完全な「売り手市場」になります。
しかも!男性と女性の応募比率は
男性:女性=80:20
になっているのです。
女性にとってはまさに「圧倒的有利」な状況があるのです。

「自分にはどんな職業が向いているのだろう?」
「自分に向いている職業につくことは出来るのだろうか?」
誰でもが一度は考えたことがある問いでは無いでしょうか?
自分に向いている職業がしっかりとわかっていて、且つその職業につけるとしたら・・・

私なら迷いなくそれを選びますね(笑)。

でも現実には女性の皆様はその職業を選ぼうとしていないのです。
それが
「営業」なのです。
もったいないですよね?!

企業側も同じなのです。
昔からの固定概念にしばられ、
女性=事務職しかあたえない状況を作ってしまっているのです。
(事務職は悪いとか、事務職の方が下とか言っているわけではありません。得手不得手の話しだけで、事務職もとても重要な職種ですよ!)

しかも、
女性=腰掛け
でいずれ結婚し、子供を産むので重要なことは任せられない。という考えの方も多いのです!

完全にナンセンスです。
だって、女性の方が「労働生産性が高い」ことがデータとして出ている訳です。
ちなみに簡単な算数を行ってみましょう。
「1 : 1.2」
これは1年間で得られる何かの数字だとしましょう。
この差がどれくらい広がっていくのか?
1年目=1.2倍
2年目=1.44倍
3年目=1.73倍
4年目=2.07倍
5年目=2.48倍
6年目=2.98倍
7年目=3.58倍
8年目=4.29倍
9年目=5.16倍
10年目=6.19倍

たった10年で6倍以上の開きが出てしまっていますね!
もうお気づきでしょう。
この数字はこう言い換えることができます。
「女性の方が男性よりも2割ほど能力が高い場合。10年間トータルで得られる貢献度は6倍もの開きがある」
これは非常に単純化した算数なので現実にはここまでにはならないかもしれません。

ただ、これに近いことはどの企業でも有り得ること。なのです。

しかし、企業側からするとこんな事を良くお聞きします。
「でも、女性はやっぱり結婚し辞めないまでも出産で産休・育休をとるじゃないか?その間をどうやって埋めればよいのか?」

これは現実的にその通りです。
企業はこのことを「最初から折り込んで雇用する」ことが重要になってくるのです。
たった10年間で6倍の開き!ですよ。
22才で就職をして10年たって32才で産休に入る。
でも女性を
「適材適所」で活用していれば男性に比べて6倍の貢献度を達成している。
で、あるならば最初から10年後の産休・育休を折り込んで雇用政策をとれれば全て解決しているはずです。

いかがでしょうか?
では次の課題は女性の「適材適所」な配置ということに成りますね。

そこで先程の「営業」が出てくるわけです。
女性にとって向いている職種である「営業職」を女性が「好む職種」に変えていくことが重要になってくるのです!

又々長くなってきました。
来週は「いかに営業職を女性が好む職種に変えていくか?」をテーマに語ってまいりましょう!

その前に!告知です。
今週17日(木)に神戸三宮において大変おもしろい!セミナーを開催いたします!
「シニアビジネスセミナー」です!
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詳しくはURLをご覧いただきたいのです、弊社代表の近藤の最新著作「もし波平が77才だったら?」
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の内容に合わせて「シニアの活躍」について熱く語ります。
他にも
アクティビジネス株式会社の大西社長
株式会社就職塾の加藤さん
一般財団法人日本カンボジア交流センター大谷代表理事も登場します!

近藤の話は極めて面白いのですが、他の方々からもこれからの日本に絶対に欠かせないとびきりの話しが聞けます!

もちろん現地に私もおりますので、宜しければご一緒しましょう!

それでは!また来週!!

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